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フィジカルディスタンス
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フィジカルディスタンス
5月16日
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6月19日、西日本は大雨、外に出られません。
復活散歩 10,917歩
杉本博司の二つの展覧会を拝見しました。さて、なんと報告しましょう。ビールを呑んでしまうと考えがまとまりません。お布団の中での整理ですな。Wさんしばらくお待ち下さい。
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マン・レイ展カタログ, 1959 24×15.5cm 12pp.
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本カタログは1959年春にロンドンの現代美術研究所(ローランド・ペンローズ)で催された『マン・レイ作品の回顧と展望』展。1915年から51年以降の『現代の神話』や『自然絵画』のシリーズを含む油彩59点の他に、オブジェ、レイヨグラフ、書籍、写真などを展示し「私は何者か」とエリツク・サティに着想を得たテキストを掲載したすぐれもの。友人ペンローズへの協力も垣間見られ充実の内容になっている。さて、「お勉強-2」については内扉上部のブルー・ボールペンでマン・レイがシュルレアリスムの写真家ルネ・ドーメンにあてた献辞からつながる人物考査。写真家はベルギーの人で奇妙で脅迫的なエロティスム表現で注目され近年人気がある様子。ネットで検索すると「アグファとエッソの化学者・エンジニア、違法ナイトクラブのバーテンダー、美術商、ギャラリーオーナー、写真家などの職業に就いており、デュシャンやマン・レイの影響も受け、付き合いがあった」と云う。そして、本人を紹介するHPが開設されている。勉強しなければいけませんね。
→ LEO DOHEM (1929-1999) HP
どの娘を残そうかと、雨粒を見ております。
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京都ではこんな塩梅、街中にも出掛けておりません。トホホ
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神様の御加護がありますように。
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刊行時にパリの知人からも贈られた『マン・レイ 芸術に関する著作集』(ゲッティ研究所、2016年)を、読み直している。時間はたっぷり、身体に悪いほど与えられたので、これ幸いと不慣れな外国語に挑戦、もっとも機械翻訳の助けを借りての道行きであります。この本は展覧会カタログや美術雑誌、私信、手書きメモなど154点を編年体でまとめたもので、言葉による表現も、他の絵画、映画、オブジエといった視覚表現と同列に作家が行った証であると再認識させてくれる。編者のジェニファー・マンディは序文において「長年にわたってマン・レイの見解に興味を持っていた人たちは、入手困難な貴重な本、新聞、雑誌、あるいは世界中の個人コレクションや公文書館に所蔵されている未発表の日記、手紙、雑記などで、彼のテキストの原本(フランス語で書かれたものもある)を参照することに最善を尽くさなければならなかった。」と述べて、本書によってだれでもが、容易にマン・レイの「文章表現」にアクセスできる幸運を謳っている。----読み始めると面白くて、何日もこればかりをしています。
6月8日のアマゾンで確認すると「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」となっています。
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拙宅基準の外出自粛が続いております。