杉本博司展『瑠璃の浄土』at 京都市京セラ美術館

復活散歩 10,917歩f:id:manrayist:20200616221326j:plain

杉本博司の二つの展覧会を拝見しました。さて、なんと報告しましょう。ビールを呑んでしまうと考えがまとまりません。お布団の中での整理ですな。Wさんしばらくお待ち下さい。

----

f:id:manrayist:20200616221345j:plain

 

お勉強 -2

f:id:manrayist:20200615071904j:plain

マン・レイ展カタログ, 1959  24×15.5cm 12pp. 

---

本カタログは1959年春にロンドンの現代美術研究所(ローランド・ペンローズ)で催された『マン・レイ作品の回顧と展望』展。1915年から51年以降の『現代の神話』や『自然絵画』のシリーズを含む油彩59点の他に、オブジェ、レイヨグラフ、書籍、写真などを展示し「私は何者か」とエリツク・サティに着想を得たテキストを掲載したすぐれもの。友人ペンローズへの協力も垣間見られ充実の内容になっている。さて、「お勉強-2」については内扉上部のブルー・ボールペンでマン・レイシュルレアリスムの写真家ルネ・ドーメンにあてた献辞からつながる人物考査。写真家はベルギーの人で奇妙で脅迫的なエロティスム表現で注目され近年人気がある様子。ネットで検索すると「アグファとエッソの化学者・エンジニア、違法ナイトクラブのバーテンダー、美術商、ギャラリーオーナー、写真家などの職業に就いており、デュシャンマン・レイの影響も受け、付き合いがあった」と云う。そして、本人を紹介するHPが開設されている。勉強しなければいけませんね。

 

→ LEO DOHEM (1929-1999) HP

www.leodohmen.com

 

f:id:manrayist:20200615071922j:plain

 

銀座百点 No.787

f:id:manrayist:20200612100701j:plain

---

東の友人が毎月『銀座百点』を送ってくれる。楽しく街の様子をパラパラさせていただいているのだが、今号は特に充実した内容で、梅雨空にカラフルな傘が開いた塩梅。コロナ禍自粛の身には「銀座で会いましょう」と誘われると心ウキウキします。すずらん通りの鹿の子さんにもご無沙汰してますね。山田五郎さんのように銀座で「鮨をつまめる」身上はありませんが、暖簾の奥を思い描き街を歩きたい----



 

雨降りにブラパチ

健康散歩 5,883歩

f:id:manrayist:20200611160454j:plain

近畿地方は昨日(10日)梅雨入りしたのでしょうか、カメラ手入れが必要としてもブラパチには雨降りが良いですな。

 昼にテレビの「3分クッキング」を観ていたら先生が白い手袋をされている。ここまでの感染症対策が必要なのかしら「愛情のこもった手料理を頂く」気持ちが、危険を食する意識へのすり替え。「注意は必要ですよ」でもね、清潔で綺麗な指先から「美味しく頂きたい」。

---

f:id:manrayist:20200611161221j:plain

f:id:manrayist:20200611161235j:plain

 

地球屋閉店

f:id:manrayist:20200609225714j:plain

昨日、八坂神社で祇園祭の厄除け粽を頂いた帰り、団栗橋を渡って四条ホテルから河原町に抜けた時「地球屋閉店」の張り紙に気付いた。独身時代の「双面劇場」撮影時には、ベースキャンプのように入り浸っていたのを懐かしく思い出す。「昭和・平成・令和--- みなさまに愛され共に歩んだ四十五年。消せない熱き想いをあなたに託したい」と「後継者」を探しておられる様子、続けていただけたら嬉しい。

f:id:manrayist:20200609225742j:plain

 

お勉強

f:id:manrayist:20200608125416j:plain

刊行時にパリの知人からも贈られた『マン・レイ 芸術に関する著作集』(ゲッティ研究所、2016年)を、読み直している。時間はたっぷり、身体に悪いほど与えられたので、これ幸いと不慣れな外国語に挑戦、もっとも機械翻訳の助けを借りての道行きであります。この本は展覧会カタログや美術雑誌、私信、手書きメモなど154点を編年体でまとめたもので、言葉による表現も、他の絵画、映画、オブジエといった視覚表現と同列に作家が行った証であると再認識させてくれる。編者のジェニファー・マンディは序文において「長年にわたってマン・レイの見解に興味を持っていた人たちは、入手困難な貴重な本、新聞、雑誌、あるいは世界中の個人コレクションや公文書館に所蔵されている未発表の日記、手紙、雑記などで、彼のテキストの原本(フランス語で書かれたものもある)を参照することに最善を尽くさなければならなかった。」と述べて、本書によってだれでもが、容易にマン・レイの「文章表現」にアクセスできる幸運を謳っている。----読み始めると面白くて、何日もこればかりをしています。

 

www.amazon.co.jp

 

6月8日のアマゾンで確認すると「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」となっています。

f:id:manrayist:20200608125436j:plain

 

manrayist.hateblo.jp