12日(月) サンタンジェロ城

11:39 --- 前方にサン・ピエトロ大聖堂のクーポラ、ローマ市内は一方通行が多く、昼食の店が近いのに遠い(?) 前方にサンタンジェロ城 ヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋に並ぶ彫像群 (バスで渡ったのは隣の橋ですねん、車窓逆なのでパチリ出来ず) --- テヴェ…

12日(月) サン・ピエトロ大聖堂 -3 パルダッキーノ

『聖セバスティアヌスの殉教』 モザイク画(?) 元絵はドメニコ・サンピエーリとされる。堅牢であるが平面的な描写、フレスコ画の建物との一体感とは異なるように思う。 --- ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ「大天蓋(パルダッキーノ)」1633年 「聖ペテロ」の墓…

12日(月) サン・ピエトロ大聖堂 -2 鳩、グレゴリウス13世、聖ヘレナ

聖ペトロ司教座後方の光、中央に「鳩」。キリスト教における鳩は、清さと無害、素直さの象徴であり、ノアの箱舟の物語でオリーブの枝を加え戻ってきたことから平和の象徴ともされる(下図)。もっとも、小生にはピカソとアラゴン(共産党)に繋がる逸話として理…

12日(月) サン・ピエトロ大聖堂 -1 クーポラ

身廊に誘われるとクーポラを見上げてしまう。── 足をなくし(地から離れ)魂を浮遊させる空間、恐ろしく広い。中央の大きなドームを四方の小ドームで囲む集中式の聖堂プランはミケランジェロ、どれももがあまりに高く、目眩がしそう、パチリしたクーポラを見直…

12日(月) バチカン市国 サン・ピエトロ広場 ピエタ

8:51 正面の窓から教皇が姿をみせるそうだ。 広場(ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ設計、1656年〜1667年建設)は重なり合う正円から造られた楕円形で、オベリスクと噴水の中間に柱廊の4列ある円柱が1列に見える場所がある。ベルニーニポイントと呼ぶその場所…

11日(日) ローマ -1 イタリアカサマツ

7:05 --- 出発は7時30分、バチカン市国のサンピエトロ大聖堂に向かいます。 [メモ] 車内から「笠松」を見た、イタリアカサマツ。こちらではストーン・パイン(stone pine)と呼び、ローマのシンボル。上部の枝が横に張り出す傘のような形状は剪定によって造ら…

12日(月) ムラテッラ駅で撮り鉄 10分弱

● ムラテッラ(Muratella)駅はローマとフィウモチーノ空港を結ぶ路線の中間にあり、投宿したホテルからは凡そ700m。事前にグーグルマップで近道も含め確認していたが、方角を誤ると時間ロスなので、コンシェルジェに確認。急ぎ足で向かいます。 6:44 2階建近…

11日(日) ローマ到着

19:03 --- ローマまでは136km バスで凡そ2時間。投宿はホリディ イン ローマ・エウロ パルコ ディ メディチ Viale Castello della Magliana 65. Rome. Lazio 00148 ITALY ここはローマ市内の西側、凡そ20km 緑に囲まれた良い環境、明るいですな。まずはビー…

11日(日) オルヴィエート -7 買い物

ドォウモ通り 奥様は若い友人からチーズカッターのリクエストをもらっていたので自由時間にお買い物。地元のオリーブの木を使ったカッター台は、三世代にわたり使えるすぐれものとか、「どれが良いかしら」と相談されても小生には分かりません。 --- --- 16:…

11日(日) オルヴィエート -6 アラバスター

アラバスター(雪花石膏)の薄板をはめた窓 --- --- [メモ] ウィキ(カトリック教会)にはカトリック教会独自の教義として、1- 無原罪の御宿り、2- 聖母の被昇天、3- 煉獄、4- 教皇の首位権、5- 教皇不可謬説 があげられている。小生、カトリック教会の黄金に輝…

11日(日) オルヴィエート -5 サン・ブリツィオ礼拝堂 

● サン・ブリツィオ礼拝堂は1408年〜1444年にかけて建設、フレスコ画が描かれたのは1447年〜1504年。ルカ・シニョレッリ(ca.1450-1523)は途中から参加(1499年〜1504年)して「使徒の聖歌隊」「受難の象徴と天使たちの間の審判の告知」「教会博士たちの聖歌隊…

11日(日) オルヴィエート -4 ルカ・シニョレッリ『読む人』

詩人・ダンテ オビッド 詩人・クラウディウス・クラウディアヌス 詩人・ウェルギリウス 左 通称「エンペドクレス」 --- 林画伯の仕事に関連するサン・ブリツィオ礼拝堂のフレスコ画で『読む人』をパチリ。でもルカ・シニョレッリが描いた人物の名(ローマ帝国…

11日(日) オルヴィエート-3 聖アグネス

--- グアルテリオ礼拝堂 ルドヴィコ・ムラトリ(Ludovico Muratori)『聖シャルル、洗礼者ヨハネ、福音記者ヨハネ、マグダラのマリア、聖アグネス』(1724年)油彩・キャンバス。子羊を抱える右上の女性が聖アグネスだろうか? [メモ] ウィキ(聖アグネス)によると…

11日(日) オルヴィエート大聖堂 聖遺物

大聖堂の物語 --- 3廊式の内部、柱と壁は青と白の縞模様。 主祭壇 聖遺物 ボルセーナの奇跡的なミサ(1263年)として語り継がれる血まみれの麻布: 神の存在を疑ったプラハのボヘミア司祭ペトロが行った聖体祭儀の瞬間に聖体から噴出した血で汚れた麻布。 礼…

11日(日) オルヴィエート -1 オルヴィエート大聖堂(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)

● オルヴィエートは凝灰岩からなる断崖絶壁の丘の上に広がる要塞都市。チヴィタ・ディ・バニョーレージョと同じようにエトルリア人に起源を持つ。ウィキによれば「紀元前280年頃にローマ人に攻め落とされ近隣の街に逃れた」とあり、ローマに近いこともあって…

11日(日) ボルゴ・サン・ファウスティーノ

チヴィタから昼食の農園までは30km 凡そ40分 --- ● 昼はツァーの目玉のひとつ「アグリツーリズモで地球にやさしいランチ」だそうです。耳馴れないけど農業と観光を組み合わせた造語。見渡す限りの緑なす丘陵がボルゴ・サン・ファウスティーノの敷地。美しく…

11日(日) チヴィタ・ディ・バニョーレージョ -4

街はずれから、テヴェレ川(?)の渓谷 聖ドナート教会ファサードからの視点 人間の頭を前足で挟んだライオン --- 11:41展望台と街は同じ高さで、大昔は繋がっていたと云う。

11日(日) チヴィタ・ディ・バニョーレージョ 花咲き栄える中世の風情

前方にサンタ・マリア門。街はエトルリア起源で外壁は中世とルネサンス期の趣を伝える。ローマから近いこともあり、近年、日帰り観光客に大人気と聞く(小生も含むけど)。入村料5ユーロ。 「台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされ…

11日(日) 聖ドナート教会

聖ドナート教会 --- サンタ・マリア門を抜け道を進むと直ぐに小さな広場に出る。正面にロマネスク様式とルネッサンス様式が入り混じった聖ドナート教会。 奥様も祈りを捧げております。 [メモ] 5世紀建立の教会で、7世紀から地区の大聖堂、16世紀に改築、17…

11日(日) チヴィタ・ディ・バニョーレージョ

--- 展望台から「死にゆく街」チヴィタ・ディ・バニョーレージョを望む。ルートは急勾配の歩道橋(1995年建造、鉄筋コンクリート)のみ、体力がなければたどり着けない。 --- サンタ・マリア門 「オルヴィエートのモナルデスキ家に対するチヴィタ住民の反乱を…

11日(日) ボマルツォ

● 出発は8時、アペニン山脈の中央に位置するチビタ・ディ・バニョレッジへはA1などを使って凡そ2時間30分。高速を降りるとオリーブや葡萄の木、山道をクネクネと走る。10:32 ここでミニバスに乗換。観光のサインにボマルツォの「地獄の口」が開いているでは…

11日(日) フィレンッエのスマート・トラム

● 撮り鉄タイムは朝食までの20分 パチリ・チャンスは1回限り、トホホ06:41 1号線 ヴィットリオ・エマヌエール二世停車場 1006 カレッジ総合病院行 1号線はこの辺り(4停車場間?)で上下線分離 --- 2019 ヴィッラ・コスタンツァ行 上下線合流 後方最上階オレン…

10日(土) シニョリーア広場 夕立

18:54 夕立が激しくなったので早めに集合場所のピエロトゥッチ(https://www.pierotucci.com/jp) で雨宿り。日本人の店員さんも居て有り難い。奥様は皮の小物など探しておりますが、小生はパチリがしたいですな ── デジカメが防水仕様であったなら飛び出すの…

10日(土) ジェラート・エドアルド

●自由時間を待ってドゥオーモ広場南東側のジェラート屋さんに突撃。小生、冷たいものは口にしないけどイタリアではやってみたかった。 家族経営のジェラート屋さんエドアルドは地元で人気のお店(とガイドさん)。注文したときに美人のお姉さんをパチリしたか…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-5 ラファエロ

Room 35ミケランジェロ『聖家族』(1507頃) ---Room 66ラファエロ『ヒワの聖母』(1505-1506頃) Room 35ラファエロ『アーニョロ・ドーニの肖像』『マッダレーナ・ドーニの肖像』(1504-1507) --- [メモ] ラファエロ(1483-1520)はダヴィンチ(1452-1519)、ミケラ…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-4 レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』(1472-1475頃) ✱ ✱✱ 参照 --- レオナルド・ダ・ヴィンチ『東方三博士の礼拝』(未完) 1481-82年 ヴェロッキオ工房『キリストの洗礼』ca.1472-76年 左側の天使はダ・ヴィンチが描いたとされる、ヴェロッキオ工房時代の…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-3 トリブーナ

美術館の原点となった特別室「トリブーナ」 悪名高きカトリーヌ・ド・メディシス(フランス王妃)の肖像画、鹿島茂は「手袋での毒殺」を紹介している。この絵、招来した記憶なんだけど…… ウッフィッツィ美術館とメディチ家の物語は興味深い、先祖が薬種問屋か…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-2 ボッティチェッリ

Room 8フィリッポ・リッピ『聖母子とニ人の天使』(1450-1465頃) Room 8ピエロ・デラ・フランチェスカ『ウルビーノ公夫妻像』(1465-1472) --- ● ウッフィッツィ美術館はイタリア・ルネサンス絵画の宝庫。門外不出というサンドロ・ボッティチェッリ(ca.1444-15…

10日(土) ウッフィッツィ美術館-1 聖母

●まず階段で三階へ上る(こちらの表記では二階)。展示室2の宗教画はサン・マルコ寺院の黄金が持ち運べるサイズになって、ここに置かれた感覚。作者の自我でなく聖書の解釈、洗練される前の遠近法の人物(神だけど)との対話は理にかなう。視覚訓練の始まりのよ…

10日(土) ヴェッキオ宮殿からウッフィッツィ美術館

チェルキ通り(?) 裏通りを抜けシニョリーア広場側へ ヴェッキオ宮殿(1314年建設) 城塞宮殿で共和国時代は政庁舎、その後メディチ家住居になり、現在は市役所。回廊でウッフィッツィ美術館と繋がる。アルノルフォの塔は94m。 ミケランジェロが1501年から制作…