勧業館などへ出掛けた。

 久しぶりに市内をブラブラ。祇園を楽しみながら10時過ぎに京都市勧業館へ到着。さっそく「春の古書大即売会」を覗く。3時間あまりかかって棚をさがしたがマン・レイに関する資料を見付けることは出来なかった。でも今回は、以前から気になっていた分野の幾冊を紫陽書院、吉岡書店、紀文堂書店で購入。でも、圧倒的な量に疲れてしまった。屋根のある会場なので良い物が出品されていると思うが、3日目ではしかたのない成果だろう。藤井文政堂の復刻版写真集には手が出掛けたが我慢、---- 帰宅してからも気になっているのだが。

 その後、ギャラリー16で庄司達氏の展覧会を拝見し、井上さんと世間話。最近はコレクションの顛末、人生の幕引きの話題が多くなった。どのタイミングで老いを自覚するのか、自覚出来ればありがたいが、普通は知らぬ間に別の人になってしまう。それからでは遅いのだから、「いつ決断するか」と云った重いテーマに、現実味が増している。

 「マン・レイになってしまった人」が「マン・レイを忘れてしまった人」となる日は、いつの事だろう(涙)