戦前のマン・レイ個展カタログ到着

manrayist2007-05-18

「清水の舞台から飛び降りるぞ」と気合いを入れて注文したカタログが午後到着した。パリ・ボナパルト街の画廊にFAX送信したのが15日の夜で、相手からは翌日手配するとの返事だった。今日は18日。---3日でパリから飛んできたのだから有り難い。FedEX便は郵政省のエクスパック程のサイズでも8,000円かかるけど、早いから我慢しよう。とにかく早く手にしたいのだよ。

 このカタログ、1939年にマン・レイが近作絵画展としてパリ・7区のボーヌ画廊で開催した個展のもの。二つ折りの小さなカタログだが、開くとサドの塔のデッサンと伴にサド伯爵のエッセイ「想像力について」が掲載されている。裏面の出品目録には油彩(?)が18点、それぞれの絵柄を想像しながら、セーヌ川に近いボーヌ街の様子を思い浮かべている。

 カタログは、まん中に折り目があるものの、状態は良好。先方のコンデション・レポートと同じだった。蛇足だが、この画廊、最近は貴重な資料類も扱っている様子、他にも見つからないかと、困ったコレクターはソワソワしている。パリは遠いからね。