ザ・ガーデンでの結婚披露宴二次会

manrayist2007-09-29

 机下の筒に入れたままで忘れていたルイジアナ美術館(オランダ)のボスターを本隊に合流させポスターを整理する。総枚数は数えていないが、国内ものを3枚づつ確保している関係で量も多い、マン・レイ以外もある訳だし、サイズ(最大はステットガルトでの展覧会、1998年で、173 x 117cm)や重要度に合わせ、ゆったり巻いて筒に入れる。スペースがあればひろげて保管したいのだが、個人の家ではいたしかたない。一週間作品に風を通し納戸に戻す。そして、部屋の掃除、5時までかかってしまった。

 風呂に入り、夕食をすませてから出掛ける。阪急四条で降り、南座から祇園街へ。途中仲源寺によって目やみ地蔵にお参りする(このところの細かい作業で眼精疲労がとれない)。八坂神社の界隈は外国人観光客が多い、円山公園の裏手からねねの道をぶらぶら。暗くなっての高台寺あたりは15年は来てないな。涼しくて気持ち良い。街中からわずか歩くだけで山の気配に包まれる京都はうれしい。

 さて、ねねの道の突き当たりに画家・竹内栖鳳の私邸「東山艸堂」を改装したイタリア料理の店、ザ・ガーデン・オリエンル・京都がある。歩いて行くと森のようなところ、ガイドがトランシーバーで予約の確認をしたのち、石畳を登りバーの方に連れて行ってくれた。靴のまま屋敷にあがるとしゃれたバー、松明かりに照らされた庭、カウンターで白ワインを飲む。
 今宵は京都写真クラブの友人o氏の結婚披露宴二次会が開かれる。奥様のK子さんは南京玉簾の名手にして快活なツアー・コンダクター。二次会の最初に挨拶をされた父君は涙顔、花嫁の父はつらいよな、わたしの時はタオルが必要だろうね。個室でワイワイと30人以上、楽しく世間話。ハートランドのビール、ワイン、カシスソーダなどを飲む。黒い肌のギャルソンは日本語がペラペラで、機敏なサービス、腰に付けた機械と、日本家屋のミス・マッチが面白い。1300坪の豪邸、画家はここで仕事をしていたのだね。新郎新婦はそれぞれの席を回って歓談、お色直しをされたK子さんはベトナムの民族衣装アオザイに身をつつんでさらに美しい、京都写真クラブのメンバーも記念写真を幾枚も撮らせてもらう。幸せな時間も12時をまわってお開き。車を呼んでもらい、アタに移動。小腹がすいたのでパスタ、赤ワインを頂き、ソウルで個展をされたばかりの写真家・市川信也さんに街の様子、画廊のシステムなどをお聞きする。帰宅したのは2時だった。