1934年製ロサンジェルス市街地図

manrayist2007-11-23

 午前中は銀紙書房新刊の校正。昼食後、京都文化博物館別館(旧日銀京都支店)で開催されている京都古書研究会の古書即売会に出掛ける。最初の棚から写真集や写真雑誌がならんでいるので緊張した。30年記念会なので選りすぐりの品物のようだ、会員諸氏が背広やジャケット姿の装いで、面白い。津田書店出品の満鉄のサインボード「大連 FOR DAIREN」なんて良いな。裏面は奉天だからな、価格は5万円。鉄道ファンをやめたから、我慢できるけど、この琺瑯の行先板が満州の大地をどこまでも走っていたなんて想像するのは、楽しい。会場の古い建物と一致するんだよ。絵葉書などの箱から1934年製のロス・アンジェルスの地図が出てきた。(シルヴアン書房の岸本さん出品)、帰宅したらマン・レイが1940年代に住んでいたヴィン通り1245番地やコプリー画廊の位置を確認しよう、地図の中でマン・レイの青いセダンが走っていた道路を捜した。

 寺町三条へ移動し、ストア・デポで年末に参加する京都写真展の材料を購入し、自転車を停めたまま額縁屋で気になる事柄を確認。年末恒例のフェアーは最近やってないと聞いてがっかり。天気の良い週末に作品を持ち込もう。通りを一筋西に行く。アスタルテ書房で銀紙書房新刊用の資料、澁澤龍子さんのサイン入りを購入。店内で名古屋の電気文化会館ギャラリーで、491が開催したエルスケン展のチラシを見付ける(100円)。
 喫茶店でゆっくり珈琲を飲みたいと出掛けたが、三条通りも暗くなってしまった。あきらめ、途中、いつもの酒屋によってビールを1ケース求め、今年のボジョレー・ヌーヴォーの当たりはずれなどを話して帰宅。

 就寝前に校正作業へ戻る。