シュルレアリスムのオークション

manrayist2007-12-07

 いずれ出したい銀紙書房本の装画に使いたいと、ネット・オークションに参戦。1分48秒前までハイ・ビッターだったが、その後、四人も応札してきてアウト・ビッターにされてしまった。指値の倍までいったけど、リスクを考えるとネット・オークションではあまり高くでは入れられない。ギリギリの価格上昇には熱くなってしまうけど、わたしは、一回だけの入札にとどめている。でも、残念だな。その写真をゲットしていれば、楽しい本になることは間違いないのだけどな。

 さて、昨日たのんだサザビーズのカタログが届いた。印象派とモダンの下にシュルレアリスムと入っている。全158点だがシュルレアリスムに関すれば、マン・レイの他にアルプ4点、ベルメール2点、デュシャン3点、エルンスト4点と続く。プロビナンスのパティは、マン・レイやジュリエットの友人で1950年代にはニューヨークで画廊も開設していたようだ。カタログ表紙に載せられている「ジュリエット」は200,000-300,000ユーロのエスティメ、わたしは「波」と題した1941年の油彩が良いな、これは22,000-28,000ユーロ、一桁低くても円換算するのが恐ろしい。ハンマー・プライスにオークショナーの手数料やその他費用を加算すると、どうなってしまうの。カタログにはサザビーズ・パリに勤める知人の顔写真が掲載されている。会場で現物を観たいな。アンドリューは、直に触れているよな、うらやましい。13日の5:30からセールは始まる。