あと4箱となって「除夜の鐘」

 薬と早寝の効果で体調が戻ってきた、やれやれ。このペースで今日も飲み、新年は薬なしで迎えたいと思っている(治っているでしょう)。終日、コートを着込み外出せず、自室での校正原稿作業を続けた。そろそろ6時、もちろん(?) まだ、終わらない(ダンボール箱あと4個までにこぎつけたのだが)。

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 今年はどんなコレクター生活だったのかと、手帖のメモを観ながら電卓で計算。100円の「現代の眼」から、○○万円のポスターまでマン・レイに関する56のアイテムを新たに加える事が出来た(もちろん、友人、知人からプレゼントされた品物も多い)、右岸画廊やパリ国立図書館のポスター、さらにマリオン・メイエのカタログ入手の場合には海外在住の方々のお世話になった、改めて感謝の気持ちを現したい。有難うございました。人との出会いによってコレクションが作られていく。本当に、そう思う1年だった。

 さて、全体的に振り返ると、2月に「青い言葉と黒い文字」を銀紙書房から上梓した後は、マン・レイの展覧会資料に関するレゾネ製作に明け暮れ、京都の街を楽しむ時間のとれない生活となった。しかし、仕事と勉強会(ダダ・シュルレアリスム研究会)と親戚の慶事の関係で四回上京。その都度、新しい発見と出会いを経験した。なかでもマン・レイの手紙を手にしたのは喜びであり、次の本の企画が生まれる結果となった。また、今年は全国を巡回したシュルレアリスムの展覧会が同時期に二つ開催され、そのどちらも楽しんだ。しかし。洋画より京都だけの展示だった若冲と江戸絵画展(相国寺承天閣美術館)と狩野永徳展(京都国立博物館)が良かった。これには来京された友人の熱中に影響された部分もあるけれど、「観る事と生きる事の一致」を感じるような部分があり、強く心を動かされた。

 3月に義父が亡くなったが、夏に家族旅行をし露天風呂を楽しんだ。そして、名古屋ではシャンパンをいろいろ開け、兄姉と旧交をあたためた。良い一年だったと思う。

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 さて、これからお酒モードとなります。お疲れさまでした。
 
 皆様も良い年をお迎え下さいませ。