自然治癒をあきらめ、近くの接骨院へ行く。受付開始の8時30分には人が待っていた。10分も経つと一杯になる。始めての体験だが、ベットのおかしな窪みに顔を突っ込み、うつぶせになって右の肩胛骨に電気を流してもらう。若い先生の話では新陳代謝が弱くなって筋肉固まってくるらしい。現段階ならば通院することによって五十肩の痛みも軽くなるとの意見。パソコン作業時の姿勢や鍵盤位置のアドバイス、体操のしかたなどを教わった。入力を休まなくては-----だからこのように、ブログへ書き込んでいては、ダメなんだけど(反省にならない)。
昼食後、今日は歩きで何必館へ出掛け、ゆっくりと12人の作家を拝見する。館長梶川芳友の文章がすこぶるよろしい。本に収められた文章より、会場のパネル文の方が研ぎ澄まされて、しみるな。実物があるから過剰である必要がないのだね。パウル・クレー「舵手」、山口薫「おぼろ月に輪舞する子供達」、小林古径「俑」。五階の光庭を前に光を浴びながら「あれから40年が過ぎ、今もこの絵を部屋に掛けている」なんていう松本竣介の「寺院」を見ていた。静かで洗われるな。
花見小路通りを上がってから新門前、大和大路と骨董屋をのぞきながら、ぶらぶら。掛け軸やら茶碗やらを見て歩く。三条京阪のブックオフの他、河原町の古書店をのぞいてみるが、古本ソムリエ氏のエリアなので、まったく何もない。ジュンク堂で新刊チェック。疲れてしまい築地へ入るが、一人では席の確保がおぼつかない。ウインナーコーヒーをあきらめ、コトクロス阪急6階の喫茶室で一息。鈴木雅雄さんの「シュルレアリスムとポップ・アートの出会いをるぐる覚書」を読む。街を見下ろし気分良く珈琲を、写真もパチリ。元気が戻ったので、スピン第3号を求める。阪急でざっと眼を通す。西村義孝さんの佐野繁次郎へのコレクター魂がすごい、これには影響を受けるな「マン・レイ展とエフェメラ」を続けなくちゃ。骨を削っての仕事だな。帰宅すると「書架 82号」が届いていた。