ゆっくり朝風呂


 気持ち良く目覚め、朝風呂へ。空中露天風呂「恵比寿の湯」に漬かり静かな七尾湾を眺める。塩化物泉の為か海水のような香りが鼻に来る、温泉はこれでなくちゃ。一人ゆっくり漬かる。50肩にも効能があるようだ。やっぱり、マン・レイの新刊プランを考えてしまう。身体が回復すれば本作りだな。野天風呂とサウナをはしご。「加賀屋」は夜も楽しめる大規模な旅館なので、脱衣所では団体客の男性陣が昨夜の成果を声高にしゃべっている。さて、部屋に戻り美味しい朝食。六つの器に身体に優しい食材、干しがれいをあぶり、ご飯のお代わりをして、まったり過ごす。食後、和倉の浦に降り磯の香りをかいで、仲居さんに教えてもらった洋菓子の美術館、ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュへ(旅館から5分)。
 チェック・アウトは12時、部屋で休憩した後、ラウンジでコーヒーを頂く。マイクロバスで送ってもらい、和倉温泉13時30分発のしらさぎで金沢へ。乗り換え20分の間に、女性陣はマクドを買い込み、わたしは定番の鱒寿司とビール。在来線特急サンダーバード32号に揺られながら京都着17時07分。楽しい二日間だった。