イノダコーヒーの庭

 昨夜、夜更かししたので11時過ぎまで寝てしまう。今日はやしきたかじんの番組がお休みなので、3時まで銀紙書房新刊の作業をした後、自転車で出掛け、書砦梁山泊、三蜜堂書店と回る。そして、インダコーヒー本店へ。ガーデン席をお願いしアラビアの真珠を頂く。読みかけの国立国際美術館シンポシウム「野生の近代、再考--戦後日本美術史」をゆっくり拡げたかったのよね。3日間行われたシンポジウムの初日には参加したのだが、討論の様子が気になっていた訳。椹木野衣氏の大阪万博についての基調報告、帝国主義との関連を考える、国家の欲望か。

 イノダコーヒーのガーデンでは、生い茂っていた木々が剪定され、奥の灯籠や庭の手入れをするスコップ(オブジェのようだ)などの隠れていた品々が顔を出している。ページから眼を移し、秋を迎える木々を見ながら、ぼーとする。噴水の水音とインコの鳴き声。一人で珈琲を飲むのに適した空間。カップを掌に包むと暖かく、落ち着く、ここで原稿を書かなくっちゃ。