テイト・モダンの「デュシャン マン・レイ ピカビア」展

manrayist2008-10-30

ロンドンのテイト・モダンで2月21日から5月26日まで開催された「デュシャン マン・レイ ピカビア」による展覧会のカタログが届いた。この展覧会はフランシス・ナウマン氏などのダダ・シュルレアリスムに関する一線の研究者が集まって企画・準備した大規模な催し、カタログや小物、ポスターなどをミュージアム・ショップのサイトで確認すると、趣向を凝らした遊び心、でも、メインがデュシャンなので、素直には注文できない(ひがみかな)。それに、このところ、急いで注文したカタログが数ヶ月後に国内の洋書店に並び、がっかりしたので、今回は「書店回りの楽しみ」と購入を保留していた。でも、店頭で見かけないし、円高の魅力に負け、最後には展覧会が終わった関係からか、安いプライスでロンドンの古書店に現れた(ネット書店のサイトだけど)。計算すると送料込みで邦貨4,909円。注文しなくてはとクリックした訳---20日

 開封すると(再販だった)しっかりとした編集で楽しめ、未見のマン・レイ作品数点(レイヨグラムや油彩など)を発見。早速、データを拾って「マン・レイ展のエフェメラ」に追加記入した。ひさしぶりの合格点カタログ。尚、この展覧会は6月18日からバルセロナへ巡回し、10月12日に終了。貸出リストには画商や知人の名前もちらほら、日本からも東京富士美術館など数点。出品されたMOMA所蔵の油彩「彼女自身の影をともなう綱渡り芸人」は、今日、どのあたりを移動しているのかな、ニューヨークに戻ったのかしら。