並河靖之七宝記念館

manrayist2008-11-01

仏光寺通りを東に走って、いつもの団栗橋で鴨川を渡る。素晴らしいお天気、橋の上でも観光客、祇園の界隈は人が途切れない。お洒落をした観光客を観ながら自転車を走らせるの好きなんだよね。関電発電所の辺りでスナップを数枚撮ってから百万遍知恩寺へ、木曜日から始まった古本まつりを覗く。萩書房で帯がついた状態の良い品に手が動くが5000円なのでパス、絶版になったのかなとも思う。マン・レイ以外は図書館で借りるスタンス---自室に置くスペース無いのよね---だから、嫌われる冷やかし客だね、「すいません」。結局、何も見つからなく、東今出川通りを走るも古書店はクローズ、「古本寺」善行寺、秋の参拝にガケ書房へ移動。「御利益がありますように」。

 百万遍に戻り進々堂でブランチセット。黒田辰秋デザインの長テーブルと長いすを楽しみ、外の光をみながら美味しいミルク珈琲とパン、ハム、サラダ。入るのは何十年ぶりだろうか。入り口にあった「店内での写真撮影はご遠慮願います。」の張り紙のせいだけど、わたしには合わない雰囲気だな。「ごめん」。吉岡書店の店頭で坂川栄治の「写真生活」(晶文社、2002年、二刷)を500円で求める。その後、岡崎公園まで南下して山崎書店、星野画廊と回り、近くの並河靖之七宝記念館を見学する。以前から建物と庭(七代目小川治兵衛作庭)が確認したかった訳、---外国からの客を意識した応接室の意匠(座る人の目線にあわせたガラス窓の高さ)や池のしつらえなどが興味深い(湿気対策はどうなっているのだろう)。そして、旧窯場にあったロンドンからの青いビンに入った物質が、化学変化を起こして発色したんだろうなと気になってしまった。ギャラリー16で田中広幸展を拝見し帰宅。

 写真をイエローカメラに出し、近くの家電店でブラックのカートリッジ・インク4個と用紙を求める。全店売り尽くしで15%引き。助かるな。