大晦日の作業

乾くのを待っての糊塗りは4回の工程、今日も冷える。そして終日の印刷オペレーター。エプソンPX-A650に頑張っもらわねばと416回の出力は加熱しないように休み休み、4セットの出力を5時過ぎに終えた。その間の外出は四条坊城上ルの酒屋とスーパー。暗くなってさらに冷えはじめたので、窓を閉め作業終了とする。

レミの製本用糊が紅茶の缶に入っている。Nさん有難う。


こんな作業環境じゃ、間違えて当然と反省しきり。

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 今年も、マン・レイばかりに狂った幸せな一年だった。昨年の6月に具体的な作業に入った「マン・レイ展のエフェメラ」は、部屋と納戸に乱雑に押し込んでいる現物にあたってのデータ起こしから難航、個展関係555点、グループ展関係286点を整理したが、基本情報のフォーマットを二転三転させたので手戻りが何度も発生し、厳しい作業となった。英仏伊独以外の言語も混在し、日本の固有名詞の変換や、つたない訳を試みたりの連続でうなされる毎日だった。そして、今春にユーニス・ディヴィ・アレンと出会った事により、ゴールへの実感をつかみ、12月に入って完成させた。これから量産工程と云う大変で退屈な仕事を乗り越えなければならないが、きっと、世界中の研究者、コレクター、ファンが「驚喜し、悔しがる」本になっただろうと思う。

 ここまで、これたのは皆様のおかげでした、有難うございます。

 年内の作業はここまでにして、風呂に入り、酒を飲み、年越蕎麦を食べ、新しい年を迎えたいと思います。みなさまも良い年をお迎え下さい。

                 銀紙書房社主