製本作業の報告など

ブログをご無沙汰し、注文を沢山いただいた「マン・レイ展のエフェメラ」の制作を続けている。今日の作業を終了し、糊を乾かしているところ。---揮発するので同室は身体に悪い。
 簡単に報告すると、9時30分から作業を始め、13時45分までかかって、パピヨン縢り4冊、続けて背固めの糊塗り5冊を仕上げて14時30分となった(昼食休憩30分を除く)。その間に、表面のプリントを平行して行う。花粉症の身には恐ろしい温かさだが、家人に頼まれお使い、それから理髪店、しばらくウトウト。さっぱりとして良い気持ちになった。帰りにかわい書房(高辻通御前西入ル)を覗いて、戦前のアマチア写真雑誌「写真春秋」(1940年3月号)を求める---500円だからね。家電量販店にも寄ってエプソンのインク・パックを購入(モノクロ・モードでも写真にはグレー階調を出すために使うのかしら、11日にマゼンタ、14日にシアンを交換)し帰宅。製本作業を20時から再開し、5冊分のカバー貼り、裏面印刷2セット、そして、背固め2回目。作業を終えたのは23時だった。そんな訳で、月曜日から何冊か納品できる予定、お待ち頂いている方には順番にメールをいたしますので、今しばらくお待ち願います。(銀紙書房 社主)

 「写真春秋」は興亜写真文化協会が発行。顧問に淵上白陽、賛助に安井仲治、福原信三の名がある。寄稿者、会員名簿にわたしの知っている名はない。