家垣鹿之助を楽しむ


用事を済ませ、11時にギャラリーテラへ。オーナーの小林亜里さんから家垣鹿之助とご家族について、いろいろな事柄をお聞きする。そして、先週拝見したビンテージ・プリントを再度、拝見し、必要なメモを取らせて頂く。光と影に惹かれた写真家だったんだな。フォーク・フリードマン画廊の展覧会に出品された写真のクオリテイを思いつつ、手許の写真を確認。裏面のタイトル表記や国際写真サロンでの賞状などを読みながら、関西のアマチア写真家達の中で、家垣鹿之助はどんな位置取りで過ごしたのだろうか、1933年から1940年に掛けてのアサヒカメラ、ライカ画集、国際写真サロンなどに作品が掲載されているようなので、きちんと調査をしたい。二階の会場でゆっくり作品を楽しみ、お茶を頂き、さらに家垣家の家族アルバムの中で興味深い発見をした---ギャラリーテラの前身であったコテラ不二夫写場などの戦前京都の営業写真館の台紙。小林祐史写場のイギリス・ロセッティ風イラストや、ワンダス館など手にするとあきない。2時間以上楽しませてもらった。(感謝)

 3時過ぎの新幹線で名古屋に帰省。わずかな時間をやりくりし熱田駅へ出て伏見屋書店をのぞく。ここで亀山巌私誌第1冊「1000日」(1984年、限定500部)を求める。その後、兄姉と合流し歓談。夜は一結で目張の煮付け、トリガイ、鰹、天然鮎などなどを八海山で堪能する。気持ち良く酔っぱらった。