紫陽花

名古屋は朝から強い雨。しばらく読書。そして、田野勲先生の「祝祭都市ニューヨーク--1910年代アメリカ文化論」(彩流社 2009年)を読了する。

「第七章で、一九一四年のドイツのベルギー侵攻の報に接して、マン・レイが抗議の意をこめて描いた「戦争」という作品を紹介した。ここでは戦場にいるすべての兵士たちが中身の無い空っぽのロボットのような存在に還元されてしまっているが、それはマン・レイが直感的にこうした戦争の実態をかなり正確に予見していたことを示しているのだ。」(297-298頁)
 銀紙書房の次の本の準備をしなければ。なんでも鑑定団で20年前に800万円で購入した三岸好太郎の油彩が1200万円と評価されているのを観る。昼は松花堂弁当に白ワイン。湿度が高くてシニア3人はぐったり。風呂に入ってから帰宅。

実家近くの古書店を覗き、酒屋で買い物。桜山の通りでは紫陽花が瑞々しい。