祇園祭り・巡行

昨夜の雨が上がらないまま、巡行の朝となった。通勤途中の10分程、地上に出て出発前の長刀鉾をパチリ。雨よけのビニールがじゃまだが、良い感じ。車方の頭には榊(?)の枝に加えた「蘇民将来之子孫也」と記した捻守附。祭りに関わる人々の緊張を感じる。出発は9時、仕事始業も同時刻なのであきらめ、まじめに仕事。


長刀鉾には大型の白幣が前面に一対飾られている。山鉾の多くは金幣で、それは豪華でよいのだが、長刀鉾の場合、上下水引の金と金具の金に対応してこの白い御幣が浮き出しているのがまことに美しく立体的である。(松田元著「祇園祭細見」1977刊 21頁)