京福電車の鬼太郎ファミリー


朝、8時、会社指定の健康診断で円町へ。その途中、嵐電の踏切で待っていると鬼太郎の「化け電」(モボ631形632号車)が横切って行った。病院では伊達得夫の「詩人たち--ユリイカ抄」(日本エディタースクール出版部、昭和46年刊 4刷)を読む。そこにこんな部分が「それは本物と全く同じようにつくられているガラスの入れ目でした」(154頁) なんとも、考えさせられる文章だ、魅力があるな。毎年検診では胃カメラを飲む。---これはニガテだ。そんな訳で10月1日から検診に備え禁酒を続けていたのだが、今宵で解禁、夜はグビグビとビールを楽しむ、そうすると、これも恒例だが夜になるとお腹が痛くなってしまった--伊達さんの文にこんな部分も「その夜、ぼくは猛烈な腹痛に襲われた。ヒヨコがあたったのに違いなかった」(90頁) 待合室の椅子に腰掛け、小さな本を読み終わった。書棚のユリイカ本を取り出さねば---