第2回京都図書研究会開催


気持ち良い秋のお天気、金閣寺へ上る市バスは学生や観光客ですごい人混み、わら天神前までに随分時間がかかった。今日は京都図書研究会の集まり---府立堂本印象美術館で開催中の特別企画展「和装美人から洋装美人へ」(11月29日まで開催)に関連して、生田誠コレクションの美人画絵葉書鑑賞と島田康寛館長代理による「京都画壇の画家たち(仮タイトル)」のお話をお聞きする企画。集合時間ぎりぎりに到着。皆さんに挨拶しさっそく展示を拝見(後期展示)。最初のスロープから橋本邦助、荻原一羊、宇崎純一、竹久夢二らの絵葉書が額装され、キュートで素敵な展示となっている。研究会の参加者はみなさん強者なので、コメントが面白い。わたしは作者不詳ながら昭和5年頃の絵葉書「自動車と少女」「飛行機と少女」に興味を持った---手を振る元気なお嬢さんが嬉しい。ポスターでは杉浦非水の「東洋唯一の地下鉄」(1927年)に目がとまる、一般的な感想になるけど時代の雰囲気が良いな。雑誌「女性」や先日、池田文庫で拝見した「歌劇」などを展示ケースで確認しながら、一同、堂本印象旧宅に移動し、絵葉書を拝見。研究者、コレクター入り乱れての眼の保養、生田氏が貴重な資料を取り出し回覧、1時間以上になったか、「点数が多すぎて眼が混乱してる」なんて発言もあがった。



終了後、西大路通りまで歩き、マクドで情報交換、楽しい時間だった。コレクターは困った人種だな---わたしも、その一人だけど。

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本日参加の林画伯が協力されているspin06号(みずのわ出版、1,300円)が10月31日に発行された。今号は宇崎純一の特集。