岡崎の京都府立図書館など


12月の恒例となった京都写真展(第10回)は15日(火)から24日(木)の日程でギャラリー・マロニエで開かれる。今年は、諸般の事情から旧作を出品する計画なのだが、先日、取り出し点検したところ、痛みがみられ,このまま展示するのはまずいと思い、昼から画箋堂に出掛けて、修復の材料を検討。しかし、予定した物は生産を中止されたようで(30年程も前の作品だからな)見付ける事ができなかった。紅葉に色付く鴨川から祇園を抜け、新門前、知恩院、青蓮院と走りながら作戦を考える。4時近い街は、ときおり時雨の空模様。虹がかかっている。岡崎の府立図書館で戦前京都の詩人たちに関する資料を借り出す(1回に5冊の条件)。その後、いつもの書店に寄って新刊を確認、しかし、商品がぞんざいに扱われている様子で心が痛んだ。--この店、以前はしっかり整理整頓された棚で、書籍への愛と云うか知性への信頼を感じさせていたのに残念である。めったに買わない、わたしが悪いのかな。図書館の本も傷んでいるし、5時を過ぎて自転車を走らせる街は暗い、気分が滅入るばかりだ。