PHOTO PARTYと体操詩集


雙面劇場 1979.6.3 寺町通二条上ル
寒い一日も京都写真クラブ主催のイベントは盛況だった。13時からのレセプションパーティーに出席した後、How are you, PHOTOGRAPHY?展の後期を観にヤマモトギャラリーとギャラリーカトを見学。力のある吉川恭生が出品する「Conserves」は良いな、作家と共に作品をパチリ、ジュンク堂で新刊を確認しギャラリーマロニエに戻って、飯沢耕太郎氏の講演「写真と神話的思考」を聴講。氏の写真的偶然への言及は超現実主義だ、ダウザーが使う分岐した枝や曲がった金属片、軟らかい針金といった道具はカメラに通じると言うのは、面白い。参加の皆さんは終了後、氏の新刊書「写真的思考」(河出ブックス)を求め、著者のサインとデッサンに驚嘆されていた。素晴らしいサービス精神だ。PHOTO PARTYが始まるまでの間に蕎麦を食し、高島屋に寄って総菜をいくつか、マロニエに戻るとパーテイーは始まり掛けていた。
 森岡夫人が今日はカップルが多いと教えてくれる。渡邉夫人のケーキ・サプライズから盛り上がった会場はベリーダンスやらパーカッションやら、のりのりで和気藹々。友人知人とバカ話しをいくつか。もちろん写真の話も。ワインの赤・白、シャンパン、冷酒などをいただき随分酔っぱらってしまった。

レセプションパーテイー

ヤマモトギャラリー

ギャラリーカト

飯沢耕太郎氏 講演会「写真と神話的思考」

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会場で某氏から村野四郎の「體操詩集」(1939年、アオイ書房)と合同詩集「マンダラ」(1915年、マンダラ詩社)を頂いた。父君の蔵書との事で、戦前の詩人たちの姿が具体的に現れてくる感覚を持つ、深謝です。

新婚渡邉夫妻のケーキサプライズ