泉屋博古館

必要があってカメラのナニワへ。プリント500枚を頼むと仕上がりは4時間先との返事。それで、岡崎の府立図書館で朝日新聞縮刷版の戦前記事をコピーし、さらに気になっていた「住友コレクションの近代洋画」展を拝見するため東天王町泉屋博古館まで自転車でブラブラ。展示室5で行われていた特別展示は点数は少ないものの、このところ森芳雄が戦前に書いたものを調べていた関係もあり、印象派の受容に関する関西の雰囲気が判って興味深かった。惹かれた作品となると岡田三郎助の「五葉蔦」、中川紀元「少女」、鍋井克之「奈良の月」などとなるか。会場は閑散とした状態なので、ファンにはかえってお勧めである。わたしが不得意な常設の中国青銅器も拝見するが廻廊式の展示室構成にとまどってしまった。商後期のミミズク「鴟鴞尊」が面白いので絵葉書を求める。その後、古書店を回り、珈琲を飲んだりして時間調整。原稿作業を休んでしまった。