勧業館の古書市

今年はお天気と休日並びの関係で「春の古書大即売会」は、開場前から長蛇の列だった。でも、昨夜のオークション・カタログがちらついて岡崎の会場に入っても集中できなかった。このところの「戦前京都の詩人たち」モードがすっとんでしまった訳。会場でも最初に眼にとまったのが、G.L.M.版の「写真は芸術に否らず」(欧文堂出品、150,000円)だった。近くに、その他のマン・レイやダダ・シュルレアリスム関係資料がないかと丹念に確認したけど、ダメでした。全店を拝見し終わったら1時(都合3時間か)、ベルグレンのカタログやN.R.F.の画家シリーズ等を買うか迷ったが、踏ん切りがつかない、パリのオークションが6-7日なので少しでも資金を確保したい---そんな気分。東山二条(ジャスコ西隣)の「志な乃」でざる蕎麦を食し休憩。京都近代美術館の「マイ・フェイバリット---とある美術の検索目録/所蔵作品から」を観覧(3回目)した後、再チャレンジと思っていたが、気分が入らずパスする。古本ソムリエの「善行堂」へ北上し、しばらく世間話、最新のSPIN07「ブツクイベントのたのしみ」を見せてもらう、林画伯が「巴里探墓日録 墓に◯◯をかけろ」で小生にいくつか言及して下さっている。---これは買わなくちゃ。鴨川沿いにブラブラと四条へ戻る。古本の神は現れなかった。

欧文堂のケース