差出人はマン・レイ

気持ちの良い天気となった休日・二日間も、部屋にこもって「戦前京都の詩人たち」の原稿書き。書き進めると熱中して資料類を取り出しては読み散らかし、直ぐに行方不明が続出。「書いているのか資料を探しているのか判らんぞ」と云った案配で、夕方になると頭がおかしくなる、今もそんな調子。



 さて、「版画芸術]」の148号(2010年夏)が書店に並んだ。国立新美術館で7月14日から始まる「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」に関連して、「話題の展覧会より」のコーナーで同展をとりあげている。96-103頁。雑誌でのコピーは「ヴェールを脱いだ「光の男」マン・レイ」この企画に編集部より依頼され「差出人はマン・レイ」と題したエッセイを寄せた。「書籍やカタログにひょいと挟まって流通する写真や版画が好きだ。」と書き出してわたしの思いを吐露させていただいた。どうか関心をお持ちの方は書店で手にとっていただきたい。合わせて展覧会もよろしく。