丸善&ジュンク堂書店・梅田店


阪急電車 淡路駅 5番線ホーム
クーリエの用事で大阪へ。もちろんフリーになってからは古本屋めぐり。南森町に出て天牛書店、矢野書房、よしむらなどをのぞき、ますます雑誌が充実してきたハナ書房に滞留。ゴソゴソ戦前の美術雑誌やカメラ雑誌を確認、もちろん新発見のマン・レイと遭遇なんて事にはならないが、気分の良い時間だった。---丁度、いま読んでいる酒井健の『シュルレアリスム』がアラゴンの「パリの農夫」に言及している辺りだったので、ルコントのパリ案内を求める。それから、ブラブラ東梅田の方に歩き、12月22日にオープンした丸善ジュンク堂書店・梅田店(チャスカ茶屋町安藤忠雄設計)の洋書・美術書・文学の棚を確認する。日本最大級の売場面積との触れ込みだったが、品揃えのいい加減さにがっかり、わたしの関心領域を満たす書店員の棚が出現するには時間がかかるだろうな(承知しています)。

チャスカ茶屋町 丸善ジュンク堂書店・梅田店 
 帰りの阪急電車で「古書通信」の2月号をパラパラ、実はある方から田村書店の目録掲載品の情報をいただいていたので気になっていた。京都では同誌のバックナンバーを入手しずらいので「古書のまち」のリーチで買い求め乗車した訳。田村書店の目録は対向頁に図版が掲載されているので、これが楽しい。瀧口修造の「デカルコマニー」は素晴らしいし、オリーブを入れた瓶の肉筆説明やペプシコーラ詩篇にも興味惹かれる。マン・レイ関連は出ていなかったので、身もだえしなくてすんだが。田村書店の目録は要注意だと思った。最近ではネット・オークションにも珍品は現れないし、別の作戦を考えなくてはいけないな。日本に住んでいては、どうにもならないと、痛感する。英語もフランス語もダメだから、きびしいな(涙)。

PLAN DE PARIS / A.LECONTE ed 1960年代(?)