宵々山

東京より友人が上洛、夕方、四条烏丸で待ち合わせ、早速に長刀鉾へ行くが粽が売り切れとのことで、今年の曜日巡りになるほどと思った。しかたがないので長刀鉾の手ぬぐいを買い求め町会所に上がる。友人を鉾に案内するのが目的な訳だが、毎年、お囃子を聞きながら飾り金具を拝見し、板張りの感触を楽しむのがわたしのやり方、鉾に飾られた下水引き「緋羅紗地五彩雲麒麟文様刺繍」の鮮やかさに目がくらむ。近くの居酒屋(友人は温泉卵とそうめんのお通しから喜ぶ)で先日の入札会についての反省と今後の作戦、さらに京都の文化などを話しあう。その後、宵々山の室町通りをぶらぶら---



長刀鉾

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鯉山の町会所で16世紀にベルギーで織られたというタペストリーを拝見、トロイ戦争を題材にした一品で重要文化財、龍門を登る鯉は左甚五郎作と云うが(?)、人は多いが三日間だけのお披露目なのでしかたがない。孟宗山と占出山の町会所も見物、烏丸通りの両側に屋台が並び壮観である。



鯉山の町会所

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占出山の町会所
先日の告知で、多くの人たちから注文をいただいている(深謝) 『三條廣道辺り---戦前京都の詩人たち』の製本作業が遅れています。ついビールを飲んでしまう、申し訳ありません、納期宣言をしたてまえ、大変だ(笑)。