ポール・スミスの価格

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終日、部屋の後片付け。ばっさり捨てるのが一番、それは判っているけど、これをするとコレクター魂も捨てるのではと不安が襲う。基準があれば良いわけで、マン・レイ以外は全部処分と決意はしたものの、悩むばかり。例えば1991年9月27日11時15分とあるポール・スミス今出川店からのファックス。写真集のセールが河原町のBALであった時のもので、吹き抜けの会場に駆けつけ手にしたのを覚えている。この時、「買いっぷりあっぱれ」の美人がいて驚いた(後で神戸ファッション美術館学芸員だと知った)。ファックスのリスト27点の内、最高額はHenri Cartier-BressonのTHE DESIVE MOMENT 1952とCecil BeatonのTHE DECSIVE MOMENT 1952(オリジナル・プリント入) で共に360,000円、次いでは同じくBeatonでTHE BOOK OF BEAUTY 1930とCECIL BEATON'S SCRAPBOOK 1937で71,000円。Man Rayの出品がなかったので安心して会場を回った。Richard AvedonやBill Brandt、それにBrassaiの価格など、現在と比較すると面白い。セールを裏付けるドキメント、ファックス5枚に価値を認める人がいるだろうか? (いて欲しい) 20年間残していたのに、これを捨てても良いのかと悩むのよ。