ルガーノでのマン・レイ展


Museo d'Arte della Citta di Lugano, March 26 - June 19,2011
Catalogue 28.6×22.5×3.5cm. pp.328.
スイスの街ルガーノはイタリア語圏でミラノに近い、展覧会はミラノの画商マルコニーのコレクションを中心として組織されたかと思うが、見応えある362点である。ネットで展覧会とカタログの情報を得てはいたが表紙が「アングルのヴァイオリン」と云う一般的なイメージのため直接美術館に注文せず、アマゾンに依頼(5月27日)していた訳で、正直、期待していなかった。しかし、本日到着した大部の本書は良い出来で感心した---掲載図版に再現された印画紙の経年変化なんて最高だ。最近の種々展覧会では空振りだった油彩や素描の未見が含まれるのは当然だが(所有者の名前を確かめ、涎を垂らす)、特に127頁から掲載された「写真アルバム」が素晴らしい。