11月なのに朝顔が

土を入れ替え肥料も充分与えたのに応えて今年の朝顔は良く咲いてくれた(感謝)。7月18日に咲いたのが最初だった(昨年は種まきが遅かったので8月3日--9月5日)が、昨日まで小さいながらも咲いてくれていた、しかし、今朝は変化がなかったので、種を採り庭の片付けをした。「朝顔」の季語は「秋」だそうだか、この秋は異常に暖かく、今も素足でキーボードを打ち込んでいる。11月に入ったのにこの陽気、記憶にない。

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やっと百万遍知恩寺の「秋の古本まつり」(最終日)に参戦。その前に中央図書館での用事を済ませ、下立売通りを西へ走る。今年は国民文化祭が京都で開催されているので府庁界隈が「まちかどミュージアム」となっていて人通りも多い、曇り空ながら肌に気持ち良い午後、写真を撮るにも適している。それで今出川通りの角にある聖アグネス教会の扉が開かれていたので見学した。平安女学院の礼拝堂だから外見は知っていたが入るのは初めて、この建物について日本聖公会のサイトに次ぎのような紹介がされている(要約したので詳しくはサイトを参照されたい)--聖堂は1898(明治31)年に竣工(聖三一大聖堂と命名)され、設計者はアメリカ人建築家ジェームズ・マクドナルド・ガーディナー。外観は煉瓦造のゴシック様式の三廊式バジリカ型、袖廊の小さい左右非対称の礼拝堂と、烏丸通りに面する東北角にある三層の鐘楼が特徴。内部では小屋組みのはりなどの材木をむき出しにしたデザイン、南東角には礼拝準備室(ベストリー)が設けられ、南西角の八角形に張り出す洗礼室(バプティストリー)など、明治期のキリスト教会堂の特色を伝えている。



烏丸通りに面する東北角にある三層の鐘楼

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露光を南のステンドグラス窓に合わせたので手ブレ防止でセルフ2秒、

さて、京都御苑を御所に向かうと一般公開と重なってここも人の列、清和院御門から東に抜け梨木神社の一の鳥居前で写真をパチリ。煉瓦造りの教会と神道の社は違うな、今年の「萩まつり」は終わったが、野にあるままの奥ゆかしさが水の国の人々には良いと思う。四季の移り変わりのままだからな。


知恩寺では特選オークションが開かれていた。右側テントのふみ書房、欧文堂と拝見するも、部屋を整理する身に本探しは熱が入らない。しかし、本堂前のシルヴァン書房の絵葉書物色にはしばし時間が経つのを忘れさせてもらった。斜め前には著名なI氏の姿。こちらはパリ関連を赤印のケースで探す。ドイツ、イギリス、エジプトなどが多くなかなか登場しないのだが、小一時間で数枚を選ぶ事ができた。どうやら、場所をとらない絵葉書収集に移行するのかしら(I氏と一緒だ)、そして、三密堂書店の棚前で新刊書を上梓されたばかりの大先輩T氏に挨拶。紫陽書院のテントでは神戸のリトルマガジンの版元の姿を見かける。ゆっくり、ブラブラ、気楽に探すのが一番だろうね。『三條廣道辺り』を終えたので、ちょっと、ギラギラ探すというのはないね。
 さてさて、その後、銀閣寺道の古書善行堂で林画伯の絵葉書を求め、岡崎公園に戻ってから、ギャラリー16に寄ってヴェネチア・ビエンナーレ美術展での束芋作品展示の様子などを伺う。

寺町二条上ルの柿本で硫酸紙を購入して帰宅。---残す本には化粧をしてやらなければ。