瀧口修造の光跡III「百の眼の物語」

千葉市美術館で12月6日(火)から盟友・土渕信彦による瀧口修造のデカルコマニー約40点を展示する催しが開かれる(25日(日)まで)。氏の瀧口コレクションを毎年紹介する企画の3回目で、本年は会場を市美術館の市民ギャラリーに移し、より多くの人々に瀧口の魅力とコレクターの思い、研究の成果を伝えると云う。これは同時期、開催中の「瀧口修造マルセル・デュシャン展」の関連企画であるが、美術館学芸員が瀧口に関する展覧会を開こうとした時、「人生を瀧口と共に生きるコレクター」の助言を求めるのは当然であり、彼の発言は瀧口の思考を経て発話されると、わたしには思われる。客観性を持ったコレクターが、この国に一人でも存在する幸せに、会場で浸りたい。---12月10日(土)夕方、拝見する予定。

案内状 表面 瀧口修造 デカルコマニー 1970年

案内状 裏面 瀧口修造の光跡III 「百の眼の物語」 2011.12.6--12.25 千葉市美術館市民ギャラリー 千葉市中央区役所9階(美術館と同じ建物)