小牧源太郎展 at 中信美術館


小牧源太郎展 2012年2月14日--3月11日 入場無料 中信美術館
久しぶりに自転車でブラブラ。小牧源太郎展が開催されている中信美術館へ出掛けた。京都新聞に紹介記事が出ていたのと、美術館の様子が知りたかった訳(初めての訪問です)。堀川下立売通東入ルとなると自宅からは遠い。風の強い3月、花粉飛散に備えてマスクをしての外出。小牧の仕事は1937年発表の『民族病理学(祈り)』からわたしに親しいが、シュルレアリスムを基点に独自の造型思考を展開した1989年迄のおよそ30点が紹介されている。スリッパに履き替えての和風観覧、3室に別れた展示には見応えがあった。骨太の油彩がゆったり各部屋にあると、対話も思索的になるのだろうな、光も和風で鰻の寝床的、京都ならばこそだろうか。その後、油小路を真っ直ぐ上がって町屋古本はんのきを覗き、ダンデライオン氏と世間話をしてから恵文社一乗寺店へ向かう。ところが、鴨川、高野川と渡るので、曼殊院道の近道がよく判らない(赤ノ宮のバス停を越えて右折だった)。恵文社の店内は若い女性客であふれている。わたしに関心のある領域も多数そろえているし、店舗戦略の成果だと思った。もちろん、白川通りを下がって善行堂に顔を出す。本を買わない事にしているので、古書店巡りもつらい。

鴨川出雲路橋から下流を望む。

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自宅近くの古書店・かわい書房(高辻御前西入)が閉店された(2011年11月28日)。スーパーへ買い物に行くときよく覗いた。珍しい雑誌を発見する事もあって楽しみだった、最後に求めたのは「写真映像」の創刊号だったか。散歩の途中に寄れた古書店が無くなってしまったのは悔やまれる。息子さんのご健康とご多幸を祈念したい。ありがとうございました。

閉店したかわい書房