Librairie LA PORTE ETROITE


ポルト・エトロワット書店
林画伯の個展「パリの書店を描く」(〜 6月27日(水)まで)のオープニング・レセプションに神戸まで出掛けた。阪急三宮駅から生田神社の東門筋を抜け(色っぽいお姉さんに見とれながらネ)、にしむら珈琲の横をあがったギャラリー島田の1階「deux」へ。雨は降っているものの坂道が濡れて緑が気持ちいい、安藤忠雄設計、島田陽空間デザインによる画廊に画伯の作品が映える。入り口脇に「ポルト・エトロワット書店」の油彩が上手く掛けられている。石造りの街の赤い書店、この空間の色彩にとてもマッチして、パリの街を歩いている感覚を味わった。今回の展示は「パリの書店を描く」と云うコンセプトのもと、油彩、水彩、コラージュなどの新作を中心とした構成で、フランス本が大好きなわたしは、癒されます。窓越しに書影を追う楽しみが残るパリの書店も、近年は衰退気味と云うが、画伯の人柄で蘇った様子。有り難い。作品のプレートを見ると多くに赤い印が付いていて大盛況と推測、ポルト・エトロワット書店の「赤」が輝いているみたい。素敵な書店なので画伯に所在を尋ねると、マラケからすぐのボナパルト通りのお店。先年、わたしもこの前を通って、窓越しに覗いたのを思い出した---「フランス語が読めたらな」。

ポスター(左) ロシニョル書店(右)

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参加者の皆さんと乾杯。美味しいつまみや熱々のサモサをいただきながら、ビールにワインにと満足、満足の時間でした。ナベツマさんとお友達の皆さんに感謝。そんな訳で、若いH夫妻と仕事の話題やN教授、O女子、哲学者N氏、それに初対面の方々と古本話、楽しいことばかりで、次ぎの銀紙書房本の企画をもらしてしまいそうになってしまった。


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永遠、それは……(ランボオ)

シール・アダッシュ書店
画廊で書店の位置をミシュランのパリ市街図で示して下さった画伯。阪急電車の車内で「パリ書店・絵葉書セット」(6枚組 500円)を取り出して、それぞれの商品構成が気になる自分にあきれる。---追っかけるのはマン・レイばかりだからネ。帰宅して、さっそくグーグル・マップでボナパルト通りを検索---ありました、ありました。パリに行きたいですね、マン・レイエフェメラがあるかしら(これが問題だ)