アルフレッド・シスレー


3月は Alfred Sisley "Villeneuve-la-Garenne" 1872
実家のリビングに掛けられているカレンダーは「大エルミタージュ美術館展」のもので10月は『外から見た鍛冶屋の光景』の図柄になっている。それで、他の月を確認したらアルフレッド・シスレーの『ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌ風景』(1872年)が3月に使われていた。昨日、美術館で観た時、中学生の頃にあった校内での複製画販売を懐かしく感じた。あのころシスレーなどのこうした感じが好きで、買い求めた記憶がある。近景・中景・遠景のお手本のような配置、木立を使った額縁構造、右側の立木の動きでリズムをだし、葉の緑と光の重なりが気持ち良い事といったらない。この絵は昔は「セーヌ河岸」と呼ばれていてセルゲイ・シチューキン旧蔵だったと云う。もっとも、シスレーがイギリス人だったと知ったのは最近の事だから、恥ずかしい。

4月は Henri Matisse "Red Room(Harmony in Red)" 1908