G.L.M.のパンフレット


25×18.5cm pp.4
詩人で出版人のギイ・ルヴィス・マノは、ひとりで何役もこなす「とりつかれてしまった人」。最近、日本でも注目されるひとり出版の先駆的活動として、パリを中心にシュルレアリスム系の出版社G.L.M.を続けてきた。フランスの伝統を踏襲する挿絵本を瀟洒にし、かろやかに指先で花開かせた沢山の書物。このところネットオークションに面白い「紙モノ」が出品されなかったので、ウズウズしていたのだけど、ひさしぶりに興奮して落札した(G.L.M.の出版案内だから、ちょっと珍しい)。とりいそいで写真だけでも紹介しておきたい。マン・レイとエリュアールが競演した詩画集「ファッシール」の現物を架蔵する者として気になる周辺資料、わたしは、こうしたものが好きで好きでしょうがない。