下郷羊雄と「ナゴヤアバンガルド」展


名古屋画廊から表題の展覧会の案内メールを頂いていた。下郷は写真集「メセム属」の作・編者として知られているし、山本悍右とも交流があり、名古屋市美術館に油彩数点と共に一次資料が多数収蔵されている。会期が17日から21日までだったが、ひょっとして、まだ観れるかと期待して名古屋へ出掛けた。油彩が四点、なかなかによろしい。わたしの好みからすると「八月盡」に惹かれた。下郷の他の作家は、岡田徹、白木正一。戦前からの名古屋の前衛に郷愁を感じた。今のわたしたちは何をしているのだろうか……。尚、出品作は非売品との事でした。


左から「失題」(ca.1942) 「八月盡」(1949) 「ヴィオレ」(1963) 「偶成」(1976)