大分・湯けむりグルメ旅-1

若い友人からのお誘いで、大分へ湯けむりグルメのフルムーン(夫婦合計年齢88歳以上は充分にクリアしています)、始発の新幹線「のぞみ95号」で小倉乗り換え、別府到着10時56分の予定で出発。しかし、今朝は関ヶ原附近の降雪徐行の影響で京都着で17分遅れ、その後の山陽道も雪景色となり乗り換え2分での小倉着だった。博多-大分間で運転される特急ソニック883系は最高時速130kmの振り子車両でかっこいい。先頭がグリーン車輌となっていて、ちょっと見学し(振り子で揺れるから身体を支えなくちゃいけないけど)写真をパチリ。



JR特急 ソニック9号 883系
別府駅で「とり天」を食してから、観光案内で尋ねると観光バスが出てしまっていた。勧められた貸し切りタクシーも二人乗車では割高となってしまう。急ぐ訳でもないので路線バスで地獄めぐりへ---火売町って「ほのめちょう」と読むんだなんて思いながら、別府湾を望むように高台を走り15分程で終点の鉄輪(かんなわ)へ。みゆき坂を上がって行くと硫黄臭と湯けむりで観光モード、一番知られる海地獄を見学。ここは1200年前の鶴見岳の爆発によって出来たという美しいコバルトブルーの池。硫酸鉄の成分で碧く発色し、気持ち良さそうだけど誤って転落したら即死する温度98度、地獄ですよね。雪が舞ったりする天候の中、バスで7停留所先の血の池地獄も見物。こちらの赤は硫化鉄によるらしいけど、色彩的には拍子抜け。海地獄の驚きが強すぎる。その後、海岸沿いに別府駅へ戻った。
 今宵のお宿は、友人が予約してくれた山田別荘。昭和5年に保養別荘として建造されたものを戦後旅館に改装されたと云う、随所に昭和の面影が残って、落ち着く気分が良い案配。応接間の時計が二人を迎えてくれました。

扇山から鶴見岳を望む

海地獄

      • -


山田別荘 応接間

山田別荘 内風呂

山田別荘 露天風呂

      • -

さて、旅の楽しみは美味しい食事。地元でお薦めのお寿司やさんへブラブラ。食前酒を濁り酒としお造りの盛り合わせをお願いする。ご当地の関鯖関鯵琉球など。これはいけます、好物の鯨のベーコンも追加、鱈白子天がじゅわーっと甘く、どんどんお酒が進みます。大分の人の日本酒は鷹来屋とか、ちょっと濃いいかな。家人と一緒だったので、控えめの酒量でした(大人になりました)。その後、ソルパセオ銀座の路地にある「湖月」の餃子を求め、さらに友人と世間話。この後は、もうひとつの大分人好みの日本酒・繁枡でクラシック純米の生バージョンを頂く。世間話は楽しいですね。

お造り盛り合わせ

握りをいろいろ 女性は貝類が好きです。