大分・湯けむりグルメ旅-2


山田別荘の玄関、右奥には洋間。
フルムーン二日目は晴天なれど風が冷たい。朝の光で写真などを幾枚か。山田別荘で泊めていただいたのは天井が高い離れの観海寺。女将の山田るみさんは明るく気さくでステキな人、築80年と云う建物は曾おじいさんの山田栄三氏が曾おばあさんの為に建てた保養のための別荘だとか、「昭和レトロ」と旅する者は嬉しいけど、維持するのは大変だろうと思う。「静寿堂」と名付けた先人の気持ちが伝わる設えと女将の雰囲気だった(感謝)。


朝食も心温まる、魚の乾物に野菜ジュースと卵焼き。小鹿田焼きの食器がしゃれている。

応接間への扉には、ドアノッカー。

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今日も湯けむりグルメ旅へ出発。まず昨夜、場所を確認していた竹瓦温泉へ---ここは市営の共同温泉で、正面が唐破風の屋根となっている建物は古く(1938年)、砂湯で知られる。浴衣を着て浴室に入ると、左に湯槽、右が砂場で一列4人の二段。脱衣場は別だけど、中は男女一緒、仰向けで寝転ぶと「砂かけ」さんがスコップで全身に温かい砂を掛けてくれた。これが予測以上に重くて、もし○○したらこんな感じかしらと思う程の楽しいい初体験。家人が大丈夫かと心配したけど気持ち良かったとの感想だった。次第に温度が下がり15分ほどで終了。砂を洗い流して外に出る。もちろん写真をパチリ、光の状態が良い砂場を撮りたかった。砂をシャワーで落とし、温泉前の竹瓦小路を抜けようとすると、ガラス張りのレトロなアーケードに驚く、「大正10年に作られた現存最古の木造アーケード」だと表示があった、それに「夜は静かに出入りしましょう」との張り紙も(笑)。
 その後、伽藍岳の中腹標高400mにある明礬温泉に移動。道の両脇から湯けむり幾筋もといった案配でこれも面白い。見晴らし最高の気持ち良い露天風呂、中で写真を撮れないのが残念だ。温泉は身体が温まり湯冷めの心配がなくて、連チャン露天もOKです。

竹瓦温泉 砂湯

明礬温泉 手前に湯ノ花小屋、高台には露天風呂

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さて、昼食の後、大分自動車道から国道442号線を使って山道を1時間あまり、原尻の滝を見物に行った。ガイドブックでは「東洋のナイアガラ」と称されているらしい。山から平地に下りると、滝がどこにあるのといった景観だけど、緒方川に突然現れる。滝の上流側の中央に大きな鳥居があって、原尻の滝は信仰の対象であると思った。木造の吊り橋を渡り二宮八幡社への道を観ながら一周。お天気が良いし気分最高、ちょっと冷たいけどね。直ぐ近くには昨夜呑んだ鷹来屋を造る浜嶋酒造合資会社があるので見学。早速、新酒の「金鷹しぼりたて」を購入。本数限定なのかラベルがテープで留められていた。利き酒も美味しかったけど、酒粕生ぷりんも美味でした。

国道442号線 どこか桃源郷の雰囲気を行く。

緒方川・原尻の滝 幅120m 落差20m

造り酒屋・浜嶋酒造合資会社 鷹来屋 大野市緒方町下自在381

家人は酒粕を購入 これを焼いて食べると美味しいのよ。

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大分市内に戻って、夜は河豚三昧。美味しさは報告しきれませんので、写真をお楽しみ下さい。




河豚の白子焼き---もっと食べたい。