日本における近代の分裂


Japan's Modern Divide: The Photographs of Hiroshi Hamaya and Kansuke Yamamoto
カリフォルニアのJ.ポール・ゲッテイ美術館で『日本における近代の分裂』と題する展覧会が始まっている。(3月26日から8月25日まで) 昭和を代表し日本の風土に強く根ざした写真家濱谷浩(1915-1999)と、独自の詩的世界を生み出した名古屋の写真家山本悍右(1914-1987)の二人に焦点を当てた企画展。ネットの説明文ではドキメントの継続とアバンギャルド表現、都市と地方、東部と西部といった二項としているようだが、他の写真家じゃなくて、濱谷と山本に絞った狙いはどこにあるのだろうと、展覧会のカタログを注文、早く到着しないかと待ち望んでいる。ジュディス・ケラーとアマンダ・マドックス編によるカタログには、飯沢耕太郎金子隆一が論考を寄稿し、山本悍右の詩をジョン・ソルトが英訳していると案内にある。観に行きたいけど遠いです(涙)。