やっと届いたポスターの事。


シールが欠損して幾ら払ったのか判らない。
洒落た小型ポスターをネットオークションで落札した後「明日送ります(3月29日)」と返事があってから18日が経過した。イタリアの郵便事情はある程度理解しているつもりだが、心配で昨日、売り手に問い合わせをした。すると4月8日に送ったとの返事。手許で8日も経っている、これでは日本に現れないよね。困ったと思っていたら、本日到着。それでボスターの筒に貼られたスタンプを確認すると、4月4日11:51に持ち込まれている。さらに問い合わせ番号で確認すると、ローマの国際交換局を出たのが8日、成田着が15日だった。通関に1日要した後、なんとか京都に姿を現した。郵送事故が、わたしに及ぼす被害よりも、貴重なマン・レイ資料を後世に伝えられなくなる損失の方に、心を痛めていた訳で、ホッと一息してカードに書き込んでいる。
 1971年10月のローマ、コンドッティ通り85番地にはどんな人が居たのだろう、マン・レイの「我が愛しのオブジェ」と版画作品は、何が置かれたのだろう、未見のボスターには22日からとの表記、会期は何日間だったろうか、裏面にマン・レイのテキスト「光の時代」が英・仏二ヶ国語で示されている。ポスターというよりビラなのかしら、使われ方を知りたい。

October 22 -, 1971. MAN RAY objects of my affection e grafica. 49.9 x 30cm.