眼をパチクリ


通関で開封検査があったようです。
イタリア便で気を揉んだ海外からの荷物も、アメリカの出品者は合理的なのか、22日にテネシー州メンフィスを出て24日に関西国際空港着の後、通関を済ませ25日の昼に拙宅に至った(FedEx追跡しながらの到着待ち)。でも家人が不在だったので、受け取ったのは本日(26日)夕方。企業向けなので、最後のデリバリーにFedExは問題があるのよね(当日再配達など)。
 それはさておき、昨年末の『マン・レイのパリ 1972年』展の折に、フランスの新聞「ヌーベル・レピュブリック」に掲載された「メトロノームの振り子に眼の写真を引付けた『永遠のモチーフ』を頭に乗せ、おどけた調子のマン・レイが笑っている」写真を紹介し、案内状にも使ったのだけど、その場で撮られた別の写真をネットオークションで見付けて驚いた。9.99ドルからのスタートだったので、安心していたら1週間の間に4回の更新、締め切り間際には参加者も増え高値気配。これは困ったと思いつつ、気合いを入れてビットした。結果を見ると勝者になれたけど(競争相手は13人だった)、展覧会を企画した者としては、取り逃がす訳にはいかない写真だった(安堵)。もっともヴィンテージ写真といっても報道用、裏面にエージェントの記載があってPhoto KEYSTONEの事務所はパリ8区、マドレーヌ寺院前のロワイヤル通り25番地にあったと云う。縮尺26%の指示があるので、使用された図版は6×5cm程度、未見の新聞か雑誌に載っているのだろうか、それとも、前述の「ヌーベル・レピュブリック」紙の没写真だったのだろうか、こちらの方が「おどけた調子」が強いからね。