四条通り祇園から 八坂神社を望む
幼い友人のお祝い事で八坂神社へ。11時前の四条通りは空いていて西大路から東大路へと真っ直ぐに進むと、ビルの合間から東山が迫って盆地の地勢が気持ち良い、鴨川を渡ってさらに進むと西楼門の朱色が緑に映えて、まことに良い気持ちとなった。雨も降らず暑くもなく、写真などを撮って本殿へ。今日は6月1日なので水神社祭が行われてる。京都の人々に親しまれる「八坂さん」は、656年の始まりと伝えられ、明治維新の神仏分離にともなって「八坂神社」と改称したと云う。祇園祭は「八坂さん」のお祭りだし、御神輿を担がせていただいた事もあり、個人的に思い入れも強い。その「八坂さん」での慶事だから嬉しい。ご祈祷が始まるまで、円山応挙の双鶏図衝立(1776年)に見とれていた。
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円山公園にある平野屋本店は、京都に移り住んだ1972年に、両親と利用したのが最初だった。乾燥した棒鱈(昔の京都では生の海産物が手に入らなかった)を一週間以上かけて戻し、海老芋と煮た、シンプルな一品。300年以上一子相伝で守ってきた味だと云う。桜の季節など枝垂れ桜を愛でながら自転車を押して店の前を通ったりするけど、食事する事はなかった。だから、父親の事など思い出して懐かしい気分。今日は予約をしていたので、素敵な部屋を使わせていただいた(感謝)。
どの料理も美味しくて堪能させていただいた。温かいものと、冷たいもの、香りが立って、素朴だけど神経が行き届いている。写真を撮ったので、眼でお楽しみ下さい(笑)
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お献立 平成25年6月1日
先付 冷やし丸玉蒸し、生雲丹、鮑やわ煮、針葱、生姜、丸汁ジュレ
八寸 鯖笹巻き寿司、助子落雁、びわ玉子、春子南蛮漬、枝豆、穴子養老巻き、瓜雷干し、大徳寺麩、胡麻酢和え
名物 いもぼう
椀物 鯛潮汁 青味、針葱、生姜
向附 沖物造り、あしあらい
焼き物 すずき南蛮焼き、新甘芋蜜煮、山路煮
蒸し物 赤飯蒸し、甘鯛、筍、ぶぶあられ、湯葉山葵あんかけ
酢の物 白芋茎、蛍烏賊、鴨ロース、ぶどう糀漬、南京、酢味噌
食事 蒸し寿司 留椀 合わせ味噌仕立て、オランダ、笹がき牛蒡 香の物 三種盛り
水物 杏仁豆腐、苺、キウイソース、甘夏
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