祇園祭・宵山


6時を回った烏丸四条南側

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仕事を済ませ速攻で街に出た。33の山と鉾とのそろい踏みは今年が最後かと思うので、血の騒ぎも最高潮かと思う。白楽天山から初めて室町を黒主山までめざす。途中で京都に来たときから贔屓にしている鯉山の町会所に入ると、女の子達が「鯉山のお守りはこれよりでます。明日はでません今晩限り。ご信心のおん方様は、受けてお帰りなされましょう。ローソク1本献じられましょう。ローソク1本どうですか。」と大きな声で歌っている。ローソクの光と幼い浴衣姿がなんとも素敵、微笑ましくて、毎年、ローソク1本献じさせてもらうのよね。
 新町通り八幡山から順番に、屏風飾りを覗きながらブラブラ、美しいお嬢さんが溢れている。来年からの巡行が楽しみな大船鉾で、今年もささやかなカンパ。今宵は風があって気持ち良い宵山である。


鯉山 町会所

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大船鉾 株式会社木村商店での宵山飾り、いよいよ来年から巡行となります。

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恒例のチラシに吉田孝次郎氏は「室町時代の最初期に座付の商人たちの都市市民としての自覚と教養によって山鉾風流を創設しその美しさと祇園囃子という親しげな楽曲を神の目や耳に届け続けて今日に至っている。」と書いている。太子山から四条大宮に抜けようかと思ったが、四条通りに戻って月鉾、函谷鉾、長刀鉾祇園囃子を聴きながら歩いた。血が騒いで生ビールをちょっと呑んだ。浴衣のお嬢さんはよろしおす。結局、21の山と鉾を楽しませてもらった。

長刀鉾(四条烏丸東入る)