マン・レイの油彩、6億円で落札。


MAN RAY PROMENADE Oil on canvas 1916
11月6日、ニューヨークのサザビーズで開かれた秋の「印象派と近代美術」のメインセールに、マン・レイの初期作品が登場した。1916年にアンダーソン画廊でお目見えし、同年のダニエル画廊での第2回個展にも出品された『遊歩道』と題した人物の形態が描かれた作品、100×80cmの大きな画布である。展覧会歴も素晴らしく、パリのアトリエ・タリカが一次所有していたと云う。落札価格が気になっていたところ、予想価格4,000,000-6,000,000に対して、5,877,000ドル(手数料込み)の結果だった。1ドル100円として邦貨5億9千万円、これに,各国の通関費用や消費税、運賃などを加えると6億を超える。どなたが購入されたのかしら、公立の機関であれば、いずれ拝見させていただけるチャンスもあると思うのだけど(ハハ)。