謹賀新年 

謹賀新年
本ブログご訪問の皆様、旧年中はお世話になりました。本年も宜しくお願いいたします。

雄松 花見小路・一力の松飾り

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昨年もいろいろな事があった。新年にあたって振り返ると喜ばしい事柄ばかりで、我が身の幸せを神々に感謝したい気持ちで一杯である。折々にこのブログに書いてきたので、お読みいただいている皆さまもわたしと同じように喜んでいただいているかと思う。仕事の面では念願の四条烏丸に事務所が移転しての最初の正月となった---こんなに早く戻ってこられるとは、思っていなかったので、格別に嬉しく、業績についても年末には予算をクリアするまで回復し、なんとか下半期に向けての目処がたったように思う。
 趣味の面では、一昨年末に開催した『マン・レイのパリ 1972年』に関する記録集の刊出からスタートし、同展を捕捉するラ・ユンヌ画廊の案内状を1月に入手してから、加速度的にエフェメラ類が集まって驚いた。長く捜してきたジャンヌ・ビュッシュ画廊のデッサン展(1937年)カタログなどは、詩画集の出版案内とセットでの登場で驚喜する品物だった。収集品の詳しい成果については、明日にでも報告したい(お酒を呑んでしまうので、ダメかしら)。

 そして、昨年一番の出来事といえば、新しい友人を得た事である。マン・レイ研究の俊英達と出会い、意見交換をさせて頂く過程で、在野の研究者の見過ごしてきた部分の多くを指摘していただき、これから先の研究と収集の方向を決めるのにとても参考になった。お名前を書けないが感謝の気持ちを表したい。そして、さらに特記すべきは若い友人を得た事である。祇園祭りの長刀鉾にお連れして友人の無病息災を願うのは、希望が時間と共にあるのだとの実感に満ちていた。

 みなさん、本年も宜しくお願いいたします。ゆっくりとブログで、美味しい食べ物とマン・レイの魅力、京都写真クラブの活動などを報告したいと思いますので、どうぞ、コメントもよろしくお願いいたします。

 マン・レイ・イスト 石原輝雄

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左午 白川橋西入る・枡富の座敷

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朝から飲んでも叱られませんので、縁起物の「鶴亀」を冷酒で頂きました。おせちにお雑煮、家人と二人で静かな年の初めです。ほろ酔い気分で四条坊城の元祇園梛神社へお参りし、家内安全、無病息災をお祈りいたしました。もちろん、月桂冠の御神酒を頂き、ブラブラと帰宅。温かい日差しに包まれた気持ちの良い正月。原稿の事を気にしつつも、お酒の誘惑には勝てません(ハハ)

極寒造・越後 鶴亀

黒豆・田作・数の子

御神酒・月桂冠 元祇園梛神社