マリー・ローランサン版画展


ポスター 1924年
マリー・ローランサン版画展 2月3日(月)〜15日(土) ギャラリー映 電話075-255-4497
御幸町通錦小路上ルのマンションの一室で素敵な版画展が開かれている(15日まで)。中京郵便局で手作りの洒落たボスターを見たので夕方拝見させていただいた。友人のお宅を訪ねるようにマンションの開錠ボタンを押して6階に上がる仕掛けで、靴を脱いでの拝見なので、心して楽しませていただいた。ローランサンが描く可憐な女性像とうりふたつのS子さんから、いろいろお話をお聞きした(初対面です)。
 1987年頃から洋版画などの卸をされていて、最初期にはマン・レイから名前をとって「ギャラリーRay」とされたと云うのでビックリ---でもレントゲンの「X-レイ」と間違えられて困ったとも。---現在の画廊名とロゴは美術家の故・井田照一氏による。年に数回、若い国内作家も含めて展覧会をやってこられたが、いらっしゃる皆さんは家庭的な雰囲気に驚かれるとの事、ヨーロッパ・スタイルのアポイントのみのスペースですね、この部屋でお茶でも頂きながらローランサの珍しい作品に囲まれたら、欲しくなっちゃうでしょうね。ご主人は展示品中の「小さなクリノリン」がお好きな絵柄と説明し、これからもローランサンの他にピカソなどを扱っていきたいと話されました。そんな訳でマン・レイが見付かったら教えて下さいとお願いして、お部屋を後にしました。京都は不思議な町ですね、驚きの入り口がいろいろ待ち構えています(靴を脱がなきゃなりませんが)。

左向きの女性

ディナ 1931年