ジャンゴの「ラ・メール」


DJANGOLOGY: DJANGO REINHARDT
Mさんお薦めのジャンゴ・ラインハルトを朝から聴いている。マン・レイ展の準備も昨日深夜(2時だったか)に、英語・日本語のカタログ二種に目処が付き、ゆったりした気分。ジャンゴの哀愁ある悲しい曲想に惹かれながら、封筒の宛先をいくつか書いた。先日いただいた巴里からのメールには、「暖冬でさくらが咲いています」とあった。日本は春の嵐で凍えたけれど、今日は風が冷たいものの観光に向いた日差である。ジャンゴのギターが語るのはマン・レイと同じような出自からくる孤独だろうか、それ故に映画『ひとで』に使った? フランスのエスプリと都会人の悲しみは、街を抜ける風のようだ。春先の方がジャンゴに似合う、エラならジャンゴの思い出を歌声にするだろうけど、わたしの方は、ちょっとスイングして春を待つ気分。