湯豆腐や---


「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」(久保田万太郎)

お世話になった国際的な写真家といつものお店で一杯。今宵は馬さし、出し巻、すじ煮込み、砂きもネギ炒め、おでん(たまご、しょうが天、ごぼ天、大根、野菜きんちゃく)などに加えて、湯豆腐もいただいた。ビールも沢山呑んだけど、やはり熱燗が美味しいね。珍しく酩酊にならなかったら、女将が「ゆっくり呑んでいらっしゃったから」と一言、写真家の話題も深く心に響く、楽しい時間だった。(有難うございます)

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 このお店の「湯豆腐」は美味しおす。「湯豆腐や隠れ遊びもひと仕事」(小沢昭一) や「湯豆腐の小踊りするや夜の酌」(玉村豊男)などを思い出し、わたしも続けて一句と乗り出すけど、これが難しい。女将の前でボーとしていては、出来ません、冬が来るまで待ちますか(ハハ)。