Making Sense Out of Nonsense


ギャラリー北 堀尾貞治(1939年 神戸生まれ)作品

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同展 チラシ
「メイキング センス アウトオブ センス」と題した新旧二人の作家による展覧会が室町蛸薬師下ルの京都芸術センターで開かれている(6月29日迄) 堀尾さんの仕事には京都アンデパンダン時代から接しているので、今でも関心を持っている。70年代後半にある学芸員から氏の仕事の素晴らしさを聞いたのが最初だった。<目に見えない「空気」という存在を「あたりまえのこと」>と表現する氏の日常行為(例えば色を塗る、手紙を書く、紙を破る)の連続性に唸ること、しばし。今展のギャラリー北における、ダーツの無作為の集合も、儀式化されていて「美しい」。
 若い冬木さんの仕事には、観客の視点を固定させたい意志があるように思った。だから、背後に回り込むと無防備といった印象、これも「美しい」。(どちらの会場でも撮影フリーだったので、パチパチと楽しませていただいた。ありがとうございます。)

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ギャラリー南 冬木遼太郎(1984大阪府生まれ)作品