犬林檎書房 訪問


マン・レイにも「手」がありましたよね、「Main Ray」でしたっけ

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拙宅から徒歩7分、ブラブラ散歩の途中に犬林檎書房さんへお邪魔してしまった(シュルレアリスム関係の貴重文献にフラフラと……)。京町屋の落ち着いた空間で珈琲をよばれジャズを聴いていると、ご主人いわく「パリみたいでしょう」。ほんと、そうなんですよ。犬林檎書房さんの様子については林画伯のブログdaily-sumus2に詳しい。

銅版の薄いシートに印刷された瀧口修造の詩「人形餞」を巻頭にした「Marionette マリオネット創刊号」(1971年刊、限定150部)。日月堂のブログ(08/09/26)によれば、刊行者の上原誠一郎氏は名酒「越後鶴亀」の上原酒造の五代目との事、そういえば今年の正月に冷酒でいただきました。ラベルには「天下無類之清酒」とありました(繋がりますね)。「人形餞」は雑誌『太陽』1970年の人形特集が初出と思う。わたしとしては、青樹社の仲間で、俵青茅の第二詩集『夜虹』の書評を『麺麭』に寄せた南江治郎(二郎)の名前を目次に見付けたのが嬉しかった。

MAN RAY FILM Centre Pompidou, Paris 2007

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マン・レイ映画のCDもお持ちの犬林檎書房さん。楽しい企画の予感もいろいろ、同じ元祇園梛ノ宮の氏子ですから、仲良くやっていきましょう(笑)。